ちょうど1年前に伊太地山伝兵衛、スティーブガッド、佐
9日は皆さんに会えるひとときを大切にします。
Pelican Lost In Loveの特徴はBがm7だということに尽きます。この和音がこの曲をブルーズとフォークの世界たらしめていますね(ジャズやシャンソンとは一線を画しています) 。たとえば小島良喜さんなら「Bm7にきまってるやん」と言うでしょう。
一方でふだんの伝兵衛さん(そして佐山さん)ならばここはBm7♭5と弾くところ。そうした4度進行やハーフディミニッシュ、オルタードスケールの要素は色彩でいうと「カラー」にあたり、場合によってはカラフル過ぎてしまう。そこでここは「ただのマイナーセブン」を使って色彩をモノクロームに抑えるという感じかな。
さて、あの夜の「湘南レイニーデイズ」のコード譜はたったのこれだけ(下画像)です。もちろんこれは単なる土台であって、本番はいくらでもサイズが長くなります。こちらには4度進行とハーフディミニッシュがたくさん使われていてカラフルかつ叙情的。美しい海を舞台にした切ない別れの曲らしい音世界です。
一見何の変哲も無い単純なコード譜ですが、実はキーが一音下がっています(もともとDだったものがCに下がっている)。これは「声は出るが、頑張って張り上げたくない(落ち着いた感じで歌いたい)」という意図的なものだったと記憶しています。
0 件のコメント:
コメントを投稿