2011年11月1日火曜日

仲間たちのこと。祐司さん。

音楽仲間のことを少しずつ書き綴っていこうと思います。

先輩のギタリスト濱中祐司。実際には「ゆーじさん」と呼んでいます。

生い立ちなどは・・横須賀育ちの危険で黒い生い立ち(笑)は割愛するとして、学生時代をロサンゼルスとボストンで過ごした人。
ジャズやポップスの登竜門として名高いボストンのバークリー音楽大学で学んだあと日本で各所の有名ブルーズ、ロックミュージシャンと共演したあとに伊太地山伝兵衛というフォークシンガーと活動。
それが1990年頃で、僕はあとからバンドメンバーとして加わり、知り合うことになりました。

現在でも共演する機会のある佐山雅弘(ピアノ)村上秀一(ドラム)という剛腕先輩たちとは、この伊太地山伝兵衛商会で共演することで知り合いになりました。
のちに僕は佐山さんの紹介で異種格闘技ニューエイジ民謡バンド・伊藤多喜雄バンドはじめ、各所にキーボードプレーヤーとして参加するためにココを離れ・・、祐司さんは祐司さんで、もっと芸能界よりの活動の幅を広げていったわけです(なんでも出来る人なんですよね!)。

当の伝兵衛さんも活動内容をどんどん変え(弦楽四重奏との録音や、石井康二、佐山雅弘とのトリオを深化させることに執心されたようです)、ぼくらは長い間バラバラになっていました。あれから15年(再会はNHKホールでしたが、その話は別の機会に)。

15年前の祐司さんはストラトタイプの「エレキ」ばかりをデッカい音で弾いていたのに、いまはアコギ(アコースティックギター)中心に凄いダイナミクスでサウンドさせるプレイスタイルに進化しました。
現在はChiyo-Tiaというハワイと日本の二つのルーツをもつ、素晴らしいシンガーのバンドマスターをやっています。

祐司さんは本をたくさん読む人です。博識で物事を深く考える努力を怠らないひとです。自己を意識的に律したり弛緩させたり、楽しんだり苦しんだり、そういう人生の海を泳いでいる人。
落語が好きで、料理もする、大工もする、何でも作る、なんでも体験して実感する、究極の唯物論者であるような気がします。カッコいい男です。尊敬しています。

祐司さんが見ているこの世界は(僕たちも生きているこの世界)僕らが見ている風景とはすこし、いや「だいぶん違う」のかもしれません。知識の大海原、深海に沈む金塊、Monster Stadium of Rock'n Roll、Sleazy Bar、On The Street Corner、Carnegie Hall、Beach House、TV Show、
全てが一体となった音のリアリズム。まさに「主観長屋(立川流)」の体現でしょう・・。
おあとがよろしいようで。

これは今年の夏に九州でデュオ演奏した時の打ち上げの写真。右に写っているのは僕ではない現地の「たねださん」。おふたりのチャーミングな笑顔、いいですね。たねださん口説いちゃだめですよ。笑

1 件のコメント:

  1. 濱中さんの大ファンです。
    15年前の濱中さんのストラトも好きだけど、
    今の濱中さんのアコギも好きです。

    いつか種子田さんと濱中さんのユニットの
    演奏も、聴いてみたいなっ♡

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