「あなたに平和がありますように
あなたの願いがかないますように
あなたが喜びに満たされますように
あなたが自由でありますように」
(「ガビオタの海」から)
三浦久さんのライブに伺いました。
唄にのせて語られる「九つの物語」三浦さんの人生の物語。
仲間、家族、社会、友達、、
仲間、家族、社会、友達、、
心に潤いが染み渡る感動のひとときでした。
編曲と演奏の”やぎたこ”さん、もちろん小山卓治さんも素晴らしかったです。
私の至らぬ主観でご紹介するよりも、プロフィールやWEBエッセイを見ていただいた方が良いかと。
ちょうどそのとき三浦さんが出された本がこの「追憶の60年代カリフォルニア すべてはディランの歌から始まった」。
アルバム制作は「追憶の60年代カリフォルニア」の原稿を読み合せするところからスタートしました。
2015年の新しいアルバムで”やぎたこ”さんはとてもいい仕事をされたと思いました。軽やかで風景に草木を添えるマンドリン、そよ風のようなフィドル、海のようなピアノが全編にわたり丁寧に配置されていました。
あの素朴なのにフワッと暖かく豊かな「ガビオタの海」を聴いた時、16年かかってようやくひとつの答え合わせが出来たように思います。今の私ならこの満点の答えを出すことができるかな。
これまでの集大成となる素晴らしいアルバムの誕生を心からお祝い申し上げます。
辰野であの美しい庭に立ち、思い出したのは1998年の夏の美しい芝。50代になられたばかりの三浦さんの姿。それが今の私とさほど変わらぬ年齢であること。時の流れの速さを実感し、心が震え、やっと涙を堪えました。三浦さんと多くの方々の出会い。これまでの素晴らしい物語、これからの人生の物語。
ここで今読み返す「追憶の60年代カリフォルニア」には、あの頃わからなかったことが沢山見えて来るような気がします。いや、まだまだですね。
三浦さん。
これからもお身体をいたわって長く歌い続けてくださることを心からお祈り申し上げます。
本当におめでとうございます!